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zoom RSS EOS社の3Dプリンター(レーザーシンタリング造形法)によるブリッジフレームのテストケース(その8)

<<   作成日時 : 2014/10/10 12:21   >>

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Lラボで使用しているEOSINT M270において、なぜ、ブリッジフレームに変形が生じるのか、その原因を探っているのですが、6歯ブリッジでテストした程度では、私自身、確信が持てるほどの解決策が見出せたとは思えません。
そこで、さらに条件を厳しくし、上顎7−7を連結したワンピースブリッジでテストを行うことにしました。
このケースでも、ブリッジフレームの適合や変形に関するテストが目的ですので、対合歯模型は用いていません。

CAD/CAMに関連した作業では、CAD/CAM部門のチームリーダーである張玲玲が担当しました。
作業模型をスキャンした後、ブリッジの挿入方向を決め、セメントスペースを設定するまでの操作は、すでに述べた6歯ブリッジのケースと同様な方法で行われています。
その後、ブリッジフレームのデザインの作業になります

このケースでは、デザインソフトにある歯のサンプルを利用して、歯冠形態が作られ、また排列が行われています。
それぞれの歯の部位にクラウンあるいはポンティックであることを指定し、その後の操作を行いますと、一瞬にして、指定された部位に歯冠形態が排列されます。
しかし、歯冠形態のサイズもその排列状態も正しくありませんので、歯の幅を広くしたり、狭くしたり、あるいは、長くしたり、短くしたり、豊隆を変えたりしながら歯冠形態とその排列を修正します。
下図は、歯冠形態が修正され、最終的に排列された状態です。
ポンティックは緑色、黄色の歯は支台歯となっています。

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対合歯が無い場合、あるいは、対合歯があっても単冠や3歯ブリッジなどの小さな症例の場合には、歯科技工に関する専門知識が無くても、CADの操作に手慣れた人であれば、このような歯冠形態と排列状態をCADのソフトを利用して設計できるようになっています。

かつて、東莞市にあるDラボに勤務したことがありますが、そのラボのCAD/CAM部門のチームリーダーは30歳代の男性でした。
IT関係の専門学校を卒業した後、金型メーカーに勤務していたときに彼の才能が認められてDラボからスカウトされたのだそうです。
CAD/CAM関係のソフトの改良と進歩はことのほか早く、また、多くの種類がありますが、彼の場合はどのような新しいソフトであっても理解できて、何の問題もなく応用できると話していました。

日本でも、一部の歯科医師や歯科技工士の中には、デジタル関係には強いのだと自負されている方がおられますが、本業の片手間でCAD/CAMの操作を覚えた程度では、これからのCAD/CAMの進歩にともなう歯科技工には、やがて通用できなくなる時が来るのではないかと私は考えています。

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