流浪の歯科技工士・王譯平・・・老馬之智

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zoom RSS 中国における私の教え子達と彼らの工作室

<<   作成日時 : 2017/05/01 23:44   >>

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“工作”という文字を見るたびに、小学生時代の工作の学習を思い出します。
自分で描いた図面と完成図をもとに、木の板を切り、削り、組み合わせながら、自分の身の丈近い大きさのマガジン・ラックを作って褒められた思い出があります。
一方で、第三国の工作員による諜報活動や拉致などという暗いイメージも浮かんできます。
中国では“工作”という言葉は、働くという一般的な意味で日常的に使われていますが、弊社Lラボでは、要求度が高い内容の歯科技工や特殊な作業を行う部門あるいは歯科技工室を“工作室”と呼んでいます。


玄関入り口に貼り付けられた“川崎歯科技術研修センター”のロゴです。
“川崎歯科技術研修センターは”昨年の7月に開設されましたが、新たに“川崎工作室”が併設されることになりました。

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弊社王社長の依頼によって設計した“川崎工作室”の見取り図です。

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ここでは、約20名が臨床ケースの製作に携わります。
ワックスアップ、CAD/CAM、内冠の調整や歯冠形態の修正、ポーセレン築成などを分業で行うことになります。
作業模型の製作や咬合器への装着などは“川崎歯科技術研修センター”の作業室で行う予定にしています。
“川崎工作室” は“川崎歯科技術研修センター”の上階に開設され、6月から内装工事が始まります。
ワンフロアー800平米の約1/4を使用した広さとなっています。

歯科技工物完成後、指示書に押印する“川崎工作室”の印鑑です。
“川崎工作室”では、ポーセレン修復物をはじめ、インプラントを含む咬合再構築の症例などが主な仕事内容になる予定です。

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昨年、弊社Lラボでは約100名の実習希望学生を受け入れて、それぞれの部門による実習指導が行われてきました。
そのうちの58名が、卒業後もLラボで勤務することを希望し、採用されたとのことです。
“川崎歯科技術研修センター”における第一期生の教え子達は20名ですが、その中の17名の新卒者全員も新設される“川崎工作室”で勤務することに決定しています。

4月から5月にかけて、“川崎歯科技術研修センター”で学ぶ実習生たちも3年間の教育を全て終え、それぞれの専門大学や職業学校を卒業します。
そこで週末の終業後に、彼らのために卒業祝いを兼ねた親睦会をすることにしました。
以下の写真はそのときのものです。
食事は牛肉や羊肉および海鮮による中国風しゃぶしゃぶです。
18歳から25歳の若い子達だけあって、よく食べ、よく飲みます。

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食事の後、二次会はカラオケ店へ行くことになりました。
ここでも皆よく歌い、よく踊りました。
50歳以上歳が離れた教え子たちですが、彼らの笑顔をみていると、こちらまで幸せな気持ちになれます。
3時間パックでカラオケボックスを利用しましたが、その時間が瞬く間に過ぎたように感じたものです。

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今年の7月頃には、また100名ほどの実習希望学生が弊社Lラボに来るそうです。
そして、その中の20名が“川崎歯科技術研修センター”に送り込まれる予定となっています。
そうなれば、“川崎歯科技術研修センター”と“川崎工作室”で約40名を教育し、技術指導する必要が生じます。

幸いなことに、私の助手を約1年半務めてくれている蒋海丽(ジャン・ハイリ、向かって右)と郭晓琴(グオ・シャオチン)の技術が最近特に上達してきましたので、きっと彼女らのサポートに助けられることでしょう。

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ちなみに、北京のMラボから始まって、東莞のDラボ、長沙のKラボ、弊社Lラボと渡り歩いた私を約5年間、助手としてサポートしてくれた侯晓雯(ホウ・シャオウェン)は、弊社王社長の要望によって北京市内にある彼の歯科医院の工作室で責任者として勤めています。
彼女の最近の写真です。

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日本のWラボの技術顧問であり、また、聴覚に障がいを持たれる社員のための新聞を発行している友人から、過日、私宛に下記の言葉が送られてきました。

“人が財産を残すは3番目、2番目は会社を興し多数雇用創出した人、それよりも多数の人作りをした者が一番評価に値する”

彼の言葉に慰められながら、これからも北京の地で、中国人歯科技工士の技術向上に貢献できるように努めたいと思っているところです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ご無沙汰しています。
素晴らしいお仕事をされていますね。
先日、京橋の金子先生が今年で86歳を迎えられるのですが、診療室を閉じられたばかりで、まだやれるのにと少し残念がっていたところです。経営していると、月々数百万円の経費は、理想的なお仕事を続けるには少し重荷のようでした。
今回のブログもとても感動いたしました。
先生のご活躍の様子は日技の理事会でもお話しさせていただくことがあります。
このページ、Wラボの顧問(技術顧問ではないと思います)(笑)のM氏にもコピーしてお送りしておきました。とても喜んでいると思います。(信じられないことに、いまだにブログを閲覧するのが苦手なんです。)
これからもますます技工人生を謳歌してください。
そのうちまたお会いしたいですね。
Masatoshiijuin
2017/05/07 16:35
Masatoshiijuinさま
コメントありがとうございました。
金子先生、引退されたのですね。
技工学校を卒業したての1970年代、補綴臨床や歯界展望に掲載された金子先生の論文を漁るように読み、臨床に即した技術や咬合の作り方を学んだものです。

実は、昨日から今日にかけて伊集院先生のことをずっと考えていたところでした。
気持ちが通じたのでしょうかね。
昨日、北京の口腔工作者協会(日本でいう歯科技工士会)の会長さんから食事に招待され、その時の話の件で先生にご相談しようと思っていたところでした。
その内容については本日、急遽、ブログに書きました。
計画が具体的になった時点で色々とご相談させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
王譯平
2017/05/07 23:03

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