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zoom RSS 友人から届いた「真に信頼できる各位へ」というメールを読んで感じたこと

<<   作成日時 : 2017/07/27 23:51   >>

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昨日、私の親しい友人のひとりで72歳になる三好博文氏から、「真に信頼できる各位へ」という呼びかけのメールが一通、私のもとへも送られてきました。
日本における歯科技工界や若い歯科技工士の悲惨な現状を憂い、歯科技工と歯科技工士改革の必要性を訴えている内容のメールです。
以下はその全文です。

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真に信頼できる各位へ

今朝起きたら最低時間給が848円となり過去最高アップと知りました。

愛歯技工専門学校をはじめ3校が募集停止、これは事実上廃校です。
技工士学校に生徒がまったく集まらない、ある大手の私立技工学校幹部が私三好にこう吐いた。
「いくら高校めぐりしても全く希望者にぶつからない、今後はフリースクールを中心に回る」と。
「技工士問題は長時間労働と低賃金など、待遇の悪さに尽きる」、汚い?作業はほかにもありますからね。

25歳の健常男子技工士の例を見てみる。技工経験4年給料総額支給25万円だ(ボーナスは除きますが、この零細業界、非常に不安定、雀の涙もある、また健康保険、厚生年金の未加入問題もある)
848円×12時間労働×25日間=254400円
1日12時間労働とは朝8時に出勤してすぐ作業を開始して休憩時間を除くと退社時刻は夜9時半です。

私の知る耳が聞こえない、よってお話も不自由である、ある聴覚障害歯科技工士は毎晩深夜になり残業が月130時間という。
彼は経験10年、仕事ができ31歳、総額23万らしい。

ご承知のように技工学校は歯科医師会立で250万円、都内の私立では300〜400万円を学校に卒業まで納める。
その他生活費が2年間でかかります。
卒業しても将来展望が拓けず何が国家資格?誇りに思えますか?

私よりはるかに知識と実力をお持ちの皆さんへ、技工と技工士改革は待ったなしで、もう甘い言葉を使って若者を扇動してほしくありません。

以上   7月26日  千葉県技  三好博文より
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一昨年の6月に「2015ラボオーナーズサミットin東京」が開催されましたが、その報告を医療経済出版のブログで読んだことがあります。
パネリストの参議院議員の方が発言された以下の内容が紹介されていました。

「なぜ長時間労働なのか、なぜ低賃金なのか、などと自分の業界の愚痴を言うのはやめるべきではないか。入院中に入れ歯を外してしまうことによるリスクや、噛んで食べることと認知症予防の関係などが次々に明らかになっている。歯科技工の付加価値や、仕事のやりがいなどをもっと前面に出すべきではないか」と苦言が呈されたとあります。

その記事を読んだとき、医師であり参議院議員でもある上流のこの方には、将来の展望もなく下流でもがき苦しみ、自殺をも考え、追い詰められた歯科技工士の現状や気持ちは所詮分かってはもらえないだろうなと感じたものです。

参議院議員の方の歯科技工士に対する苦言が正論であることは十分に分かっているつもりです。
しかし、毎日の生活に追われ、参議院議員の方の言われているような考えを持つ余裕さえ歯科技工士にはないということは、おそらく同じ立場にいる者にしか理解できないことだと思います。

7対3問題は歯科関係の上層部によってなし崩しとされ、公定料金である医療保険の歯科技工料金であるにもかかわらず、一般の大量生産される商品同様に市場価格で取引され、価格競争をせざるを得ない状況を強いられています。
歯科医院と取引するうえで弱い立場の歯科技工士は、歯科技工料金の件で自己主張をすることもできず、多くの歯科技工士が言われるままの条件で、自分の気持ちを押し殺している状態となっています。
その結果、歯科技工士が得る実質的な歯科技工料金は30年前の料金と大差ないともいわれています。

歯科界の底辺に位置する歯科技工士の悲惨な現状に対しては、我々歯科技工士の多くと、当の歯科技工士の組織が改革に対して及び腰となり、見て見ぬふりをして放置してきた結果でもあるということを重く受け止める必要があると思います。

2017年7月26日発行の日本歯科新聞メルマガに、“堀日歯会長が技工士人材確保問題で「日技と建設的な議論したい」”とありました。
闇に閉ざされた歯科技工士の将来に対して、一条の灯りが差し込んできた思いがしています。
過去のわだかまりを捨てて、現在の歯科技工士の窮状を世論に訴えながら、将来への展望が開けるような建設的な議論をしていただき、具体的な対策を検討していただきたいものだと思っています。
そして、若い歯科技工士の減少が、将来、日本国民の歯科医療に大きな問題を生じさせる可能性があることを少しでも多くの人たちに気付いて欲しいものだと思っています。















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