中国において、電子面弓(デジタル・フェイスボウ)は普及するのか?

毎年、6月中旬に開催される北京デンタルショーへ、今年も、私の助手二人を連れて行ってきました。 今回はデジタル顎運動測定装置のみに的を絞って見学することにしました。 中国では、デジタル顎運動測定装置は一般に電子面弓(デジタル・フェイスボウ)と呼ばれています。 弊社Lラボへ仕事を依頼される大学病院や歯科医院の先生方のなかにも、咬合につ…
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平成最後のブログ記事となりました/私の教え子たちとの懇親会

スイス・ドイツにおける約6年間の滞在を終え、愛知県の中部国際空港へ降り立った翌日の朝のことです。 名古屋市中区栄の大通り沿いにある松坂屋デパート前を、腕に喪章をした背広姿の多くの人達が足繁く行き来しているのを目にしました。 近くで葬儀が行われているのだろうとは思ったものの、その人数の多さを異様に感じたものです。 現在であれば、イン…
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「中国の歯科技工業界とラボ内教育の一例」というテーマで講演しました

トータルヘルスプログラム(根本的歯周病治療)を提唱されている辻村傑先生のグループによる症例発表会(トータルヘルスラーニング)が、4月4日に東京のきゅりあん小ホールで開催されました。 フラップ(外科的処置)を一切行わずに、歯周組織を健全な状態に回復させるという画期的な術式を用いるのだそうです。 その発表会における特別講演の依頼を受けま…
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36年ぶりに見るドイツのケルン大聖堂

41歳の時に初めて見たケルン大聖堂は、その当時のイメージとは大きく異なっているように思われました。 ケルン大聖堂の周りの町並みがすっかり変わっていたからなのでしょう。 ケルン市のドイツ語学校へ通うために、6カ月間ホーム・ステイしたことがあります。 将来に対する不安を抱えながら、屋根裏部屋の小さな窓から、遠くに見えるゴジック様式のケ…
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教え子たちが楽しみにしている10日間の春節休暇

日本の正月元旦にあたる春節の初日は、今年は2月5日となっています。 1月31日を過ぎると、早めに休暇を取って故郷へ帰る教え子たちが大勢います。 帰るだけで20時間以上を要するという遠い地方から出てきた子たちです。 彼女らには、勿論、飛行機を使って帰る金銭的な余裕などありません。 お土産を手に夜行列車とバスを使った長旅ですが、…
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川崎歯科技術研修センターの現状と移転の可能性

遅ればせながら、新年のお慶びを申し上げます。 弊社Lラボでは、大晦日と元旦だけは休日となりましたが、2日からは平常通りの業務を行っています。 中国ラボでは、日本の正月にあたる春節(今年は2月5日)までは非常に忙しい時期になりますので、弊社Lラボでもその間は土日の休みもなく業務を行うことになっています。 そして、それが過ぎると、待ち…
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カナダで働く歯科技工士仲間への返信メール

返信が遅れて失礼しました。 こちらこそ大変ご無沙汰いたしております。 相変わらず、カナダと日本を往復されながら講演やハンズオンコースなどを行われてのご活躍、嬉しく拝読いたしました。 私も歳を重ねるにつれ、時が過ぎていくのがますます早く感じる今日この頃です。 28歳で歯科技工学校を卒業し、30歳の半ばを過ぎたころから歯科技工の大変…
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アナログ技工とCAD/CAMのコラボレーション/インプラント技工の症例において

弊社Lラボの川崎工作室では、医療専門大学の実習生4名を含めて総勢25名の牙科技師(日本で言う歯科技工士)が働いています。 彼らは20歳から24歳の若い子達です。 医療専門大学の口腔修復工芸科(日本で言う歯科技工士科)を卒業して半年から1年半ほどの臨床経験しかない若い子達です。 そのため彼ら一人ひとりが、技術管理を任されている私に、…
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教え子たちが祝ってくれた“老師節”と八年ぶりに見る“万里の長城”

「いろんな面でご多忙とは分かっていても、このところ連絡が途絶えていたので、仲間たちと、もしかすると健康を害されているのでは?と心配していたところです」という友人からのメールが届きました。 現在のところ、いたって健康で特に問題もないのですが、来月の誕生日で77歳になる身ですので、同じ後期高齢者の友人たちが心配してくれるのも、もっともなこ…
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一年間の研修期間を修了した私の教え子たち

医療専門大学などの実習生が、弊社Lラボの川崎歯科技術研修センターで学ぶための材料費や教育費は、全て無料となっています。 また、宿舎や3食の食事代も無料、さらに生活補助費として1,000元(約1万6千円)が支給されます。 但し、一年間の研修期間終了後、さらに4年間、歯科技工士として弊社Lラボに勤務することが条件となっています。 勤務…
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郭暁琴の製作よるインプラントを含む咬合再構成の症例

郭暁琴(グオ・シアオチン)は、医療専門大学3年生の時に弊社Lラボの実習生として採用されました。 中国では、医科大学や医療専門大学および職業訓練学校における口腔修復工芸科(日本で言う歯科技工科)の学生は、3年生になると実習生として歯科技工所で1年間の技術訓練を受けなければならないようになっています。 郭暁琴は、その実習期間の半ばを過ぎ…
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口腔内スキャナーによる印象をもとに、CAD/CAMで製作された咬合再構成の症例

程石(チャン・シー)さんはすでに結婚されていますが、アラサー世代の魅力ある女性です。 北京首都医科大学の口腔修復工芸科(3年制)と専修科(3年制)を卒業され、その後、北京首都医科大学付属北京口腔医院技工センターに勤務されています。 英会話が堪能で、日本の鶴見大学へも留学経験があるそうです。 北京口腔医院技工センターには約90名の牙…
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20年前に提言された“21世紀歯科技工グランドデザイン”

日本に預けている歯科技工関係の資料や家財を整理するために短期間日本へ一時帰国しました。 1970年代に読み漁っていた咬合に関する専門書や、歯科技工誌の“QDT”および“月刊歯科技工”に掲載された私の論文別刷りなどを整理していましたら、“21世紀歯科技工グランドデザインへの提言”という別刷りを見つけました。 平成10年(1998年)1…
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アナログ技工とCAD/CAMのコラボレーションによる大臼歯クラウンの製作

私たち歯科技工士にとって、CAD/CAMは無くてはならないツール(工作機械)のひとつになりつつあります。 CAD/CAMでしか使用できない材料のジルコニアやガラスセラミックも日々進化しているように思われます。 しかし、CAD/CAMには、いわゆる人工頭脳が備わっている訳ではなく、歯科技工士の専門知識とのコラボレーション(共同製作)が…
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としじいさんのブログ記事やコメントを通して考えたこと

としじいさんへ; 私のブログ記事に対するコメントありがとうございました。 としじいさんに見送られて日本を発ち、中国へ来てから、早いもので10年が過ぎてしまいました。 日本の歯科技工界については、まったく疎くなってしまいましたが、としじいさんのブログは毎回欠かさず読ませていただいております。 「技工界はどうしたら変わると思う?」と…
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東京医科歯科大学口腔保健工学専攻の学生S.A.君への返信メール・第2信

あなたからの返信メールに「私の叔父は米国シアトルで開業し、永住権を得ております」とあります。 日本から海外へ出られた歯科技工士の方々は、日本における歯科技工界の悪い状況から抜け出し、海外で技術を学ぶと共に、自分の将来の可能性を探したいと思って行動された方が多いのではないかと思います。 あなたの叔父さんもそうだったに違いありません。 …
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東京医科歯科大学口腔保健工学専攻の学生S.A.君への返信メール

丁寧で詳細な自己紹介と日本の歯科技工界に対する自分の思いを述べられたメール、拝読いたしました。 また、インターネットだけの情報では把握できず、現場の実情を知りたいため、弊社Lラボと研修設備の見学をご希望とのことですが、問題ありません。 ご希望の月や日時をご連絡いただければ手配させていただきます。 それにしても、あなたが歯科技工士に…
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北京市からの立ち退きを強いられつつある歯科技工所

北京市では、昨年頃から工場に対する環境保護局による検査と締め付けがますます厳しさを増しているようです。 工場とみなされている歯科技工所(ラボ)も例外ではありません。 弊社Lラボにおいても、空気を汚染するような煙や粉塵を戸外へ排出していないか、騒音をたてたり、異臭が生じるような材料を使用したりしていないか、汚水の処理に問題がないかなど…
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徳島大学名誉教授 坂東永一先生へのE-mail/咬合を再構成するうえでのチェック・リストについて

この度、思いがけなく和田精密歯研株式会社顧問の三好博文先生から、坂東先生の最新の論文コピーとビデオをいただきありがとうございました。 できるだけ早くその感想をと三好先生から督促されていたのですが、遅くなり大変失礼いたしました。 私は1970年に28歳で九州の歯科技工学校を卒業いたしました。 石原門下生のお一人であられた坂東先生のお…
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三好先生の「遠慮せず改革(案)意見を述べる→西郷隆盛もそうであった」を拝読して

      三好先生の「遠慮せず改革(案)意見を述べる→西郷隆盛もそうであった」および「横●●弘氏のご意見」を拝読いたしました。 横●●弘氏についてはどのような方か存じあげませんが、歯科技工学校の先生あるいは大学病院などの歯科部門に勤務されている方で、しかも保険技工とは無縁な歯科技工士の方ではないかと推察しています。 泥沼にはまり…
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正月早々、移転の準備をしているところです

明けましておめでとうございます。 皆様、すがすがしい新年の朝をお迎えになったことと存じます。 身近な出来事や中国ラボでの私の体験を綴っただけの拙いブログですが、多くの方々にお立ち寄りいただきありがとうございます。 中国の人達にとっての正月は春節(今年は2月15日)ですので、中国の元旦は日本と違ってとりたてて何もなく静かなものです。…
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三好博文氏への返信メール/ 古い時代の歯科技工士は、若い人たちの心を正しく読めているのでしょうか?

元歯科技工専門学校の講師で主任を勤められていた先生の歯型彫刻の意義についてのメールを転送していただきありがとうございました。 学校の先生だけあって、確かに理路整然とし、もっともな内容だと思います。 ただし、石膏を用いた歯型彫刻の教育は、ある程度の結果を出すまでには時間がかかり過ぎますので、臨床の現場で指導するうえでは、私自身は…
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三好博文氏への返信メール/石膏による歯型彫刻コンテストについて

平成23年3月に創刊された障がい社員新聞「絆」が今年9月で100号を迎えたという日本歯科新聞の記事を拝見しました。 編集・発行者の三好先生に心よりおめでとうございますと申し上げます。 ところで、その絆新聞103号に掲載されている鶴見大学歯学部歯科技工研修科セミナーについての記事で、和田精密歯研(株)主催G-1全国歯科技工学生歯型彫刻…
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医療専門大学卒業1年後に製作した教え子によるオールセラミックスの臨床例

弊社Lラボの研修センター(川崎歯科技術研修センターおよび川崎工作室)では、実習生に対して、半年間ほどは研修用模型を用いた基礎技術の指導と訓練を行います。 その後は、実習生各自の能力を考慮しながら臨床ケースを与え、臨床に即応できる方法や技術を個別に指導しています。 日本では、歯科技工士の国家資格を得ていない学生が臨床ケースの製作に携わ…
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基礎訓練2ヵ月後の実習生によるワックス・アップ

職業訓練学校や医療専門大学の口腔修復工芸科で学ぶ学生たちは、2年課程を修了した後、残された1年間をラボで実習生として臨床に即した技術を学びます。 2年課程の修了日は学校によって若干異なりますが、弊社Lラボにおける実習生の採用試験は毎年6月から7月にかけて行われています。 今年も、実習生の採用試験に合格した約100名の中から、更に面接…
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石膏棒を用いた歯型彫刻を一切行わない実習生のための基礎訓練/臼歯部の場合

つい最近のことですが、北京で「歯科医師のための咬合再構築」というテーマで研修された日本の著名な歯科医師の先生とご一緒させていただき、食事をする機会がありました。 その際、「中国には歯科技工学校は無いのでしょう?」と聞かれましたので、「とんでもありません、約400カ所の学校で歯科技工士の教育が行われていると聞いています」と答えます…
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三好博文氏への返信メール/歯科技工界を見放す若い人たちについて

ご丁寧な長文のメールいただきありがとうございました。 先生の教え子で聴覚に障害を持たれている大蔵くんも今は40歳半ばを過ぎ、家族のために身を削り奮闘されているのではないかと推察しています。 一度、歯科技工の仕事から外れて他業種の仕事をすると、地道な努力が必要で収入も多くはない歯科技工の仕事へ戻ることは難しいでしょう。 どんな仕事で…
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友人から届いた「真に信頼できる各位へ」というメールを読んで感じたこと

昨日、私の親しい友人のひとりで72歳になる三好博文氏から、「真に信頼できる各位へ」という呼びかけのメールが一通、私のもとへも送られてきました。 日本における歯科技工界や若い歯科技工士の悲惨な現状を憂い、歯科技工と歯科技工士改革の必要性を訴えている内容のメールです。 以下はその全文です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…
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今年度の実習生に行われた採用試験内容と日本の歯科技工界

中国では、歯科技工が医療部門に属するということで、歯科技工士になりたいという若い人たちは沢山います。 7月に入ると、今年も弊社Lラボには、実習の場を求めてすでに百名近くの学生が受験のために来ています。 一年間の実習期間を終えれば、卒業後にはそのラボでの就職が可能であるため、実習生として受け入れられるということは、卒業後の就職先が決ま…
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実習生への修了証書授与と懇親会

本ブログはもともと、私自身のために、私の備忘録として書き始めたものですが、その後、中国のラボに勤務することになりましたので、中国における歯科技工界のことを日本の歯科関係者の方々に少しでも正しく知っていただければと、私が体験した範囲内でご報告させていただいております。 そのため、歯科関係者の方であっても専門分野が異なる方や、歯科関係者で…
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