テーマ:中国の歯科事情

中国において、電子面弓(デジタル・フェイスボウ)は普及するのか?

毎年、6月中旬に開催される北京デンタルショーへ、今年も、私の助手二人を連れて行ってきました。 今回はデジタル顎運動測定装置のみに的を絞って見学することにしました。 中国では、デジタル顎運動測定装置は一般に電子面弓(デジタル・フェイスボウ)と呼ばれています。 弊社Lラボへ仕事を依頼される大学病院や歯科医院の先生方のなかにも、咬合につ…
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「中国の歯科技工業界とラボ内教育の一例」というテーマで講演しました

トータルヘルスプログラム(根本的歯周病治療)を提唱されている辻村傑先生のグループによる症例発表会(トータルヘルスラーニング)が、4月4日に東京のきゅりあん小ホールで開催されました。 フラップ(外科的処置)を一切行わずに、歯周組織を健全な状態に回復させるという画期的な術式を用いるのだそうです。 その発表会における特別講演の依頼を受けま…
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教え子たちが楽しみにしている10日間の春節休暇

日本の正月元旦にあたる春節の初日は、今年は2月5日となっています。 1月31日を過ぎると、早めに休暇を取って故郷へ帰る教え子たちが大勢います。 帰るだけで20時間以上を要するという遠い地方から出てきた子たちです。 彼女らには、勿論、飛行機を使って帰る金銭的な余裕などありません。 お土産を手に夜行列車とバスを使った長旅ですが、…
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川崎歯科技術研修センターの現状と移転の可能性

遅ればせながら、新年のお慶びを申し上げます。 弊社Lラボでは、大晦日と元旦だけは休日となりましたが、2日からは平常通りの業務を行っています。 中国ラボでは、日本の正月にあたる春節(今年は2月5日)までは非常に忙しい時期になりますので、弊社Lラボでもその間は土日の休みもなく業務を行うことになっています。 そして、それが過ぎると、待ち…
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アナログ技工とCAD/CAMのコラボレーションによる大臼歯クラウンの製作

私たち歯科技工士にとって、CAD/CAMは無くてはならないツール(工作機械)のひとつになりつつあります。 CAD/CAMでしか使用できない材料のジルコニアやガラスセラミックも日々進化しているように思われます。 しかし、CAD/CAMには、いわゆる人工頭脳が備わっている訳ではなく、歯科技工士の専門知識とのコラボレーション(共同製作)が…
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北京市からの立ち退きを強いられつつある歯科技工所

北京市では、昨年頃から工場に対する環境保護局による検査と締め付けがますます厳しさを増しているようです。 工場とみなされている歯科技工所(ラボ)も例外ではありません。 弊社Lラボにおいても、空気を汚染するような煙や粉塵を戸外へ排出していないか、騒音をたてたり、異臭が生じるような材料を使用したりしていないか、汚水の処理に問題がないかなど…
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医療専門大学卒業1年後に製作した教え子によるオールセラミックスの臨床例

弊社Lラボの研修センター(川崎歯科技術研修センターおよび川崎工作室)では、実習生に対して、半年間ほどは研修用模型を用いた基礎技術の指導と訓練を行います。 その後は、実習生各自の能力を考慮しながら臨床ケースを与え、臨床に即応できる方法や技術を個別に指導しています。 日本では、歯科技工士の国家資格を得ていない学生が臨床ケースの製作に携わ…
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三好博文氏への返信メール/歯科技工界を見放す若い人たちについて

ご丁寧な長文のメールいただきありがとうございました。 先生の教え子で聴覚に障害を持たれている大蔵くんも今は40歳半ばを過ぎ、家族のために身を削り奮闘されているのではないかと推察しています。 一度、歯科技工の仕事から外れて他業種の仕事をすると、地道な努力が必要で収入も多くはない歯科技工の仕事へ戻ることは難しいでしょう。 どんな仕事で…
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今年度の実習生に行われた採用試験内容と日本の歯科技工界

中国では、歯科技工が医療部門に属するということで、歯科技工士になりたいという若い人たちは沢山います。 7月に入ると、今年も弊社Lラボには、実習の場を求めてすでに百名近くの学生が受験のために来ています。 一年間の実習期間を終えれば、卒業後にはそのラボでの就職が可能であるため、実習生として受け入れられるということは、卒業後の就職先が決ま…
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実習生たちによる初めての臨床ケース(臼歯部メタルボンド・クラウンの一例)

中国では、職業訓練学校(3年制)、大学専科(3年制)、大学本科(4年制)などの学校に口腔修復工芸科(日本でいう歯科技工士科)が設けられています。 その総数は約350校にのぼると言われます。 それぞれの学校では2年間(大学本科では3年間)の教育が行われますが、教科書を用いた理論面の教育が主で、日本の歯科技工専門学校のような実習や実技指…
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日本の歯科技工業界との交流を望む北京口腔工作者協会の会長

北京では1999年、歯科医療や歯科技工に従事する者のための北京口腔工作者協会という名の協会が設立されています。 中国では初めて設立された歯科技工業界のための協会とのことです。 経営に関する研究、職業訓練、学術の交流、情報サービス、社会への宣伝などの活動を行うことを目的としています。 日本でいう歯科技工士会と歯科技工所協会を兼ねたよ…
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日本歯科新聞に掲載された弊社王社長へのインタビュー記事

4月中旬に日本の著名なラボ5ヵ所を見学させていただきましたが、その最終日、弊社Lラボの王社長が中国の歯科技工業界について日本歯科新聞のインタビューを受けました。 その主な内容が掲載された記事です。 画像をクリックすると等倍で表示します。 現在の中国における歯科技工業界の情況を知っていただける内容です。
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大連市の歯科技工士学校における講義をとおして考えたこと

中国では歯科技工士を養成するための学校が増え続けているそうです。 すでに400校ほどあるといわれますが、正確な数字は弊社Lラボの王社長も把握していないようです。 歯科技工士は、医科大学、医療技術専門大学、職業技術専門学校などの口腔修復工芸科で3年から5年をかけて養成されますが、最近は応募者が多く人気のある科目のひとつだそうです。 …
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石膏による歯形彫刻が嫌いだった中国の実習生たち

16~7年ほど前になりますが、東京にあるT歯科医療専門学校で専攻科のための非常勤講師を引き受けたことがあります。 といっても、年間3~4日だけの特別講義と実習による授業です。 当時、私のラボにあったドイツ・カボ社製の咬合器8台をすべて持参し、学生に咬合器を操作させながら咬合に関する授業を行いました。 専攻科の2年生のための授業で、…
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歯科医師に対する咬合再構築のための講義と実技指導

私が勤務している北京のLラボには、クラウン・ブリッジ関係だけでも、毎日、約150~200症例の模型や印象が送られてきます。 そのなかに、上下顎の残存歯を全て支台歯形成した下図のような症例を、ほとんど毎日のように目にします。 それらの症例は、パラフィンワックスを用いて咬合採得されたバイトがひとつ添付されているだけで、フェイス・ボー採得…
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若い女性歯科医師による咬合再構築の一症例

桂菊(グイジュウ)先生は3年前に医科大学を卒業され、半年ほど前から、北京の宇宙開発地区にある中国人民解放軍医院の歯科部門に勤務されています。 ほとんどの患者さんは軍や政府機関に関係がある人達とその家族だそうです。 桂菊先生に初めてお会いしたのは20日ほど前になります。 医院から車で約1時間半の距離にあるLラボの私のもとへ相談に来ら…
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第7回海外OneDセミナーでの役割を終えて

東京で開催された第7回海外OneDセミナーでの役割を終えて、すでに北京のLラボでの仕事を始めています。 そのセミナーにおける画像をアップいたします。 朝早くから多くの方々が参加されました。 私の初日の講演テーマは、「中国ラボにおける現状」についてでした。 二日目は「咬合再構築を行う際の機能的なワックスアップ法」に…
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“第7回 海外OneDセミナー”にて講演することになりました

7月12日と13日の2日間、東京で“第7回 海外OneDセミナー”が開催されます。その演者として招待を受けました。 私は、初日の午前9時から1時間30分の予定で“中国ラボにおける技術の標準化と分業による問題点”というテーマで講演いたします。 中国のラボでは当然のように、分業による技工物の製作が行われています。 作業の能率化という点…
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中国製技工物の輸入代行会社をアメリカで経営する友人からの便り

アメリカで活躍している歯科技工士の友人から、メールで新年の挨拶をいただきました。 折に触れ、本ブログの内容についての感想やコメントもいただいています。 今回も考えさせられる多くの内容が含まれていましたので、勝手ながら、一部転載させていただきました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 新年明けましてお…
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中国のラボで働く人達は歯科技工士というより単純労働者?

“中国における日本式歯科技工サービス・歯科技工教育の 提供に向けた実証調査” という報告書 をインターネット経由で読むことができます。 平成25年3月付、株式会社ジーシーによるものです。 http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kokusaika/do…
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北京を去って帰国する友人へ

長沙を少し長く留守していたものですから、ご返事が遅れて大変失礼いたしました。 折角、お知り合いになれたのに、日本へ帰られるとのことでとても残念に思っています。 私どものKラボのことは気になさらないでください。 もし、ご縁があれば、将来、貴医院の先生方ともお仕事をさせていただけるかもしれません。 外国で生活していると、思わぬ変化が…
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歯科技工物の輸入代行会社から退職予定の友人へ

メール拝見しました。 いつかはとは思っていましたが、やはり退職を決意されたのですね。 淋しくなります。 将来、どのような会社であれ、あなたには、できれば歯科の業界にこれからも残って欲しいと考えています。 あなたが退職されることについては、社長もさぞ残念に思われていることでしょう。 社長のお気持ちがわかるような気がしま…
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Kラボに併設されたP歯科医院

日本では、歯科技工士法によって歯科技工を営む者が規制されていますが、中国ではそのような規制はなく、誰でもその日から歯科技工の業務に携わることができます。 そのため中国のほとんどのラボでは、歯科技工物を一種の工業製品と考えて、一定水準の歯科技工物を分業によっていかに大量生産できるかが問題とされます。 大型ラボになるほど、歯科技工所は工…
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Kラボにおけるメインスタッフ

2週間ほど前に、Kラボにおけるメインスタッフの宣伝用写真撮影が行われました。 それぞれポーズをとらされ、プロのカメラマンによるスタジオ内における撮影です。 ネットのホームページや印刷物、テレビのコマーシャルなどにも使用されるそうです。 前列中央が私で、後列のメガネをかけた女性がラボの所長です。 後列左右両端の若い女性たちは、…
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勧めたくない中国でのラボ開設

湖南省長沙市におけるラボ開設のために、計画の初期段階から関わることになり、すでに約4ヶ月が過ぎようとしています。 ラボの設計などについては、下記のURLでもその概略をご紹介しました。 http://xiaolong1017.at.webry.info/201207/article_1.html ラボの正式名称は、“湖南普仁凱頓義歯…
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あるひとりの日本人歯科医師が進まれる道

医科歯科通信の“今日の歯科ニュース”に下記の投稿文が掲載されていました。 http://insite.typepad.jp/shigakuinfo/ 歯科医院を廃業され、中国ラボのコンサルタントになられたという歯科医師の方による投稿文です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…
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世界一を目指す中国の人たち

湖南省長沙市という都市の名前を初めて知ったのは、2ヶ月程前のことです。 北京市に本社がある投資会社のD社長からオファーを受けたときです。 高い技術レベルの歯科技工所を開設したいので、技術管理総監督として長沙市へ来て欲しいという依頼です。 その面談の際に、長沙市が毛沢東の生誕の地で、青春時代を過ごした地であることも知りました。 …
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日本歯科新聞に掲載された中国ラボについてのレポート

何万匹とひしめき合っている小さな池から飛び出した一匹の蛙。 真水とは異なる未知の大海原に飛び込むには、過去と決別し、それなりの覚悟も必要でした。 今は、“住めば都”とはよくぞ言ったものだと思いながら、潮の流れに身を任せながら漂っています。 記事をクリックしたあと、拡大していただくと文字が読めます。
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北京デンタルショーで見た7軸によるCAM・スイス製大型切削加工機

今年も北京デンタルショーが4日間の日程(6/9~6/12)で開催されました。 2009年から毎年、4年続けて見に来ています。 歯科技工士に関係があるCAD/ CAM関連機器を見ますと、中国におけるCAD/CAMを利用した技工物への要求度が年々高まっているのを感じます。 3年前は、ジルコニアコーピングを倣い工法で製作するジルコンザー…
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CNC切削加工によるインプラント上部構造用フレーム

前回のCNC(コンピューター数値制御による工作機械)について、その関連した作業を少し分かりやすく、また、できるだけ詳しく説明して欲しいという知人のコメントを受けました。 本ブログはもちろん学術論文ではありません。 中国ラボの現状を、私が見た範囲内で誇張することなく、有りのままにお伝えしたいという趣旨で書いています。 そのため、その…
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