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zoom RSS 私が行っている臨床実習生のためのラボ内研修(下)

<<   作成日時 : 2015/04/13 07:49   >>

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実習生の研修に用いている模型とワックスアップする歯の部位(白矢印)です。

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前歯部に関しては審美的な面も考慮しながら、
1. 中心咬合位における接触箇所と20μ程度のアンテリア・カップリング
2. 切端咬合位における上顎切歯と下顎切歯の接触
3. 前方運動時における前歯の誘導
4. 側方運動時における上顎犬歯と上顎4を含めたガイド

臼歯部の咬合については、
1.上下顎の機能咬頭は対合歯の頬舌的中央部で、辺縁隆線部や窩に嵌合すること
2.咬合点は均等な圧力で対合歯に接触させること
3.咬合点は点で接触させ、面接触はさせないこと
4.偏心運動時には上下顎の5、6、7は必ず離開させ、接触させないこと

など、従来から言われている基礎的な理論を教えています。

1日4時間で6日間、合計24時間の研修終了後の実習生のワックスアップです。
彼らが以前に石膏彫刻した歯の形態と比べると多くの変化が見られるのがわかります。
上顎臼歯部のワックスアップにしぼって、実習生の作品を比較してみました。

学生Aの作品です。

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学生Bの作品です。

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学生Cの作品です。

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学生Dの作品です。

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学生Eの作品です。
5人の実習生の中で最も石膏による歯形彫刻が悪かった大連医科大学の女子学生の作品です。
本人も大きな変化があったことを自覚したようです。
毎日挨拶を交わす彼女の瞳が輝いてきたように思われます。
自信がでてきたのかもしれません。

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研修を受けた実習生たちの変化が大きかったことで、人事と教育担当者から他の実習生も指導して欲しいという依頼が来ました。
次回の実習生5名(学生F〜J)の歯形彫刻です。
私には異様な形をした歯のお地蔵様のように見えますが、彼らの技術が研修後にどう変わっていくか楽しみでもあります。

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研修では、パワーポイントを用いて多数の天然歯の形態や特徴の画像を見せ、さらに、私自身がワックスアップをして見せながら、なぜそのような形態にしなければならないかを説明しています。
その後、彼らにワックスアップをさせ、間違った部分を修正させながら咬合を作る際のポイントを教えます。
私自身は、彼らの練習作品に手を触れることは一切しません。
自分でデモをして見せながら、言葉で教えるだけです。
出来るようになるまで根気よく待ちます。

教育にはなによりも根気が必要です。
山本五十六の名言
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ」
という言葉を胸に刻みながら、根気よく指導にあたっている今日この頃です。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
さすがの歯型彫刻ですね。
恐れ入りました<(_ _)>
としじい
2015/04/13 20:15

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