実習生たちによる初めての臨床ケース(臼歯部メタルボンド・クラウンの一例)

中国では、職業訓練学校(3年制)、大学専科(3年制)、大学本科(4年制)などの学校に口腔修復工芸科(日本でいう歯科技工士科)が設けられています。 その総数は約350校にのぼると言われます。 それぞれの学校では2年間(大学本科では3年間)の教育が行われますが、教科書を用いた理論面の教育が主で、日本の歯科技工専門学校のような実習や実技指…
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日本の歯科技工業界との交流を望む北京口腔工作者協会の会長

北京では1999年、歯科医療や歯科技工に従事する者のための北京口腔工作者協会という名の協会が設立されています。 中国では初めて設立された歯科技工業界のための協会とのことです。 経営に関する研究、職業訓練、学術の交流、情報サービス、社会への宣伝などの活動を行うことを目的としています。 日本でいう歯科技工士会と歯科技工所協会を兼ねたよ…
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中国における私の教え子達と彼らの工作室

“工作”という文字を見るたびに、小学生時代の工作の学習を思い出します。 自分で描いた図面と完成図をもとに、木の板を切り、削り、組み合わせながら、自分の身の丈近い大きさのマガジン・ラックを作って褒められた思い出があります。 一方で、第三国の工作員による諜報活動や拉致などという暗いイメージも浮かんできます。 中国では“工作”という言葉…
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川崎歯科技術研修センターとその学生たち

中国の北京市に“川崎歯科技術研修センター”という名称の研修センターがつくられました。 去年の7月から一期生20名の教育を始めています。 といっても、私が個人でつくった研修センターではありません。 弊社Lラボ(北京Lelejia医学技術有限公司)の新設された研修施設です。 王社長の要望で研修センターの名称に私の名前である“川崎”が…
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私の履歴

明けましておめでとうございます。 良き新春をお迎えになったことと存じます。 中国へ来て今年で9年目の正月を迎えています。 自分の記憶のためにもその足跡を記録に残したいと思い、2009年からこのブログを書き始めました。 私は人前で話すことが苦手で、人と話す場合にも、自分の意思を上手く伝えることさえできない性格です。 歯科技工…
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CAD/CAMを用いたクラウン・ブリッジ製作システムCeramill Sintronの適合精度テスト

CAD/CAMを用いたクラウン・ブリッジの製作法にAMANN Girrbach社のCeramill Sintronというシステムがあります。 切削と焼結を組みあわせた方法によって、コバルトクロム合金によるクラウン・ブリッジのメタル・コーピングやフレームを製作するシステムです。 私個人的に、非常に興味を持っているシステムです。 …
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実習生がワックス・アップしたダブル・スキャン・テクニックによるジルコニア・ブリッジ

ドイツ・カボ社のCAD/CAM装置“エベレスト”を前にして、ダブル・スキャンの方法に頭を悩ましながらテストを繰り返していたときのことが、昨日のことのように思い出されます。 2006年の暮れから、その翌年にかけてのことでした。 その頃、中国への海外委託技工が問題となり、2007年の6月には、歯科技工士の有志81名によって訴訟が行われる…
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他社ラボによる引き抜き防止対策の一例/決断を迫られた研修センターで学ぶ実習生たち

中国では、旧暦の8月15日に中秋節という祭日があります。 Lラボではこの中秋節の日を創業記念日と決め、毎年、その記念行事がおこなわれています。 今年は9月15日がその日に当たります。 今年も、数台の貸し切りバスに分乗して中秋節の前日より北京郊外の観光地へ行き、その地で一泊しながら創業17年の記念行事が行われました。 実習生たちを…
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実習生のために行っているワックス・アップの基礎訓練

中国における歯科技工士の養成と教育は、職業訓練学校や医療専門大学、あるいは医科大学本科などの口腔修復工芸科で行われています。 但し、日本の歯科技工専門学校で行われているような歯科技工技術の実技指導や実習が行われているわけではありません。 また、歯科技工に必要な諸設備を備えている学校はほとんどないようです。 そのため医療専門大学など…
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開設されたLラボの研修センター

毎年、6月から8月にかけて実習希望の学生がLラボ(北京Lelejia医学技術有限公司)にもやってきます。 彼らは職業学校や専門大学あるいは4年制大学の本科などに設けられた口腔修復工芸科(日本でいう歯科技工士科)の学生で、3年生です。 ラボ内では実習生と呼ばれています。 実習生は、学校による推薦あるいは個人面接などによって受け入れが…
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デジタルデータをもとに製作された超硬石膏による副模型

弊社の王社長が日本歯科新聞のインタビューで「今はデジタルデータの送受信だけで日本をはじめ世界各国の技工物の製作が可能です」と語っています。 その一例として、歯科医院や他のラボからメールで送られてきたデジタルデータをもとに、石膏による精密な作業模型を製作することも可能となっています。 口腔内スキャナーを用いてスキャニングされたデジ…
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日本歯科新聞に掲載された弊社王社長へのインタビュー記事

4月中旬に日本の著名なラボ5ヵ所を見学させていただきましたが、その最終日、弊社Lラボの王社長が中国の歯科技工業界について日本歯科新聞のインタビューを受けました。 その主な内容が掲載された記事です。 画像をクリックすると等倍で表示します。 現在の中国における歯科技工業界の情況を知っていただける内容です。
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大連市の歯科技工士学校における講義をとおして考えたこと

中国では歯科技工士を養成するための学校が増え続けているそうです。 すでに400校ほどあるといわれますが、正確な数字は弊社Lラボの王社長も把握していないようです。 歯科技工士は、医科大学、医療技術専門大学、職業技術専門学校などの口腔修復工芸科で3年から5年をかけて養成されますが、最近は応募者が多く人気のある科目のひとつだそうです。 …
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十数人の分業によるインプラントの1症例

中国のラボでは、歯科技工物の全てが分業によって製作されています。 インプラントを含む咬合再構築の症例などであれば、日本では経験豊かな歯科技工士の人たちが、その専門知識と経験を駆使しながら、高精度の、また審美的な上部構造の製作に携わっておられることと思います。 私が勤務している中国のLラボでは、他の中国のラボと同様に分業によって歯科技…
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中国へ来て8回目の引越し

明けましておめでとうございます。 中国へ来て8回目の正月を迎えました。 中国では、春節(今年は2月8日)で新年を迎えますので、正月元旦といっても中国の人たちにとっては特別な思いはないようです。 Lラボでは、元旦だけは休日になりましたが、年明けからは一年のうちで最も忙しい時期になりますので、春節までは員工をはじめ学徒や実習生も全員、…
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患者さんの技工物製作にも携わる学徒と実習生(後半)

「中国でも、最近は審美面だけでなく、機能面についての要求度が高まっています。弊社では咬合に関する知識や技術がほとんどありません。特に、日ごとに多くなっているインプラントを含んだ咬合再構成など、大きな症例の咬合に関して問題をかかえています。解決のための指導をお願いしたい。すぐに結果は出ないだろうが、2年後に何らかの変化が生じればよいので・…
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患者さんの技工物製作にも携わる学徒と実習生(前半)

中国ラボの多くは、一般に、社歴が長くないせいか、技工物製作に携わっている人たちのほとんどは、10代、20代の若い人たちで占められています。 彼らは、員工(yuangong・従業員)、学徒(xuetu・見習い)、実習生(shixisheng・実習生)という3種の身分で区別されています。 下図はLラボにおけるクラウン・ブリッジ部門の石膏…
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中国のニセ札とニセのメロン

2週間ほど前のことになりますが、中国南部の広東省で、中国史上最大のニセ札製造グループが摘発されたことをニュースで知りました。 押収された紙幣は100元札で2億1千万元(約39億8千万円)分とのことです。 この2億1千万元分の紙幣を積重ねると、なんと66階建てのビルの高さになるそうですから、その量の多さが想像できます。 中国のスーパ…
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Lラボにおける創立16周年記念行事

日本の情報会社による調査資料によりますと、中国で著名なラボ34社のうちの約80%にあたる28社が2000年以降に創立されたラボだそうです。 私が勤務しているLラボ(北京楽楽嘉医学技術有限公司)は今年で創立16周年とのことですので、中国ではどちらかと言えば経歴が長いラボに入るようです。 その創立記念行事がつい先週おこなわれました。 …
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海外委託技工を再考する

中国にいますと日本の歯科技工界の状況がとても気になります。 日本人男性の平均寿命まで歯科技工士をやり遂げることができたとしても、私にはあと6年程度しか残っていませんので、私が今、何を考えても仕方がないのですが、それでもやはり気になるものです。 これまでも、日本の歯科技工士の方々が書かれたブログの中から多くのことを教えていただいてきま…
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石膏による歯形彫刻が嫌いだった中国の実習生たち

16~7年ほど前になりますが、東京にあるT歯科医療専門学校で専攻科のための非常勤講師を引き受けたことがあります。 といっても、年間3~4日だけの特別講義と実習による授業です。 当時、私のラボにあったドイツ・カボ社製の咬合器8台をすべて持参し、学生に咬合器を操作させながら咬合に関する授業を行いました。 専攻科の2年生のための授業で、…
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歯科医師に対する咬合再構築のための講義と実技指導

私が勤務している北京のLラボには、クラウン・ブリッジ関係だけでも、毎日、約150~200症例の模型や印象が送られてきます。 そのなかに、上下顎の残存歯を全て支台歯形成した下図のような症例を、ほとんど毎日のように目にします。 それらの症例は、パラフィンワックスを用いて咬合採得されたバイトがひとつ添付されているだけで、フェイス・ボー採得…
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私が行っている臨床実習生のためのラボ内研修(下)

実習生の研修に用いている模型とワックスアップする歯の部位(白矢印)です。 前歯部に関しては審美的な面も考慮しながら、 1. 中心咬合位における接触箇所と20μ程度のアンテリア・カップリング 2. 切端咬合位における上顎切歯と下顎切歯の接触 3. 前方運動時における前歯の誘導 4. 側方運動時における上顎犬歯…
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私が行っている臨床実習生のためのラボ内研修(上)

中国における歯科技工士のための教育期間は、大学本科で4年間、専門大学で3年間、中卒後に入学できる職業学校でも3年間となっています。 1、2年生の期間は、学校で基礎的な理論の教育と実習による指導が行われますが、3年生になると、実習生としてラボで10ヶ月間の臨床実習に携わらなければならないことになっています。 私が勤務していますLラ…
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若い女性歯科医師による咬合再構築の一症例

桂菊(グイジュウ)先生は3年前に医科大学を卒業され、半年ほど前から、北京の宇宙開発地区にある中国人民解放軍医院の歯科部門に勤務されています。 ほとんどの患者さんは軍や政府機関に関係がある人達とその家族だそうです。 桂菊先生に初めてお会いしたのは20日ほど前になります。 医院から車で約1時間半の距離にあるLラボの私のもとへ相談に来ら…
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出版された「世界で活躍するサムライ歯科技工士」の書籍

「世界で活躍するサムライ歯科技工士」の贈呈本が北京にいる私のもとへも送られてきました。 日本歯科新聞社発行による書籍です。 発行日付は2015年1月15日となっています。 この書籍のための企画は日本歯科新聞社 編集部 安岡裕喜氏によるもので、監修にあたっては、私の尊敬する友人のひとりでもある伊集院正俊氏が、多くの協力と貢献をされた…
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日本語を話す仲間たち

中国に住み始めてから、やがて7年の歳月が過ぎようとしています。 その間、日本からの訪問客があったとき以外は、日本語を話す機会はほとんどありませんでした。 北京市のMラボを振り出しに、東莞市のDラボ、長沙市のKラボ、そして再び北京市のLラボへと移動しながら、4ヶ所のラボで働いてきましたが、どのラボでも日本語は全く通じませんでした。 …
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EOS社の3Dプリンター(レーザーシンタリング造形法)によるブリッジフレームのテストケース(最終回)

EOS社の3Dプリンター(EOSINT M270)によるレーザーシンタリング造形に必要な時間は、クラウン1個あたり平均約6分です。 したがって、今回のテストケースに用いた上顎7-7のブリッジフレームは約1時間半で造形されたことになります。 実際は、金属製の造形用ベースプレートに多数のクラウンやブリッジフレームが配置され、夜のうちにま…
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EOS社の3Dプリンター(レーザーシンタリング造形法)によるブリッジフレームのテストケース(その9)

一般に、ブリッジのメタルフレームを製作する場合、まず、最終的な歯冠形態とその排列状態がワックスによって形成されます。 その後、ポーセレンのために必要なスペースを均等な厚さでカットバックすることによって、ワックスによるメタルフレームの最終形態が作製されます。 手間と時間はかかりますが、ポーセレン焼付け完成後に審美的で機能的な形態を得る…
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EOS社の3Dプリンター(レーザーシンタリング造形法)によるブリッジフレームのテストケース(その8)

Lラボで使用しているEOSINT M270において、なぜ、ブリッジフレームに変形が生じるのか、その原因を探っているのですが、6歯ブリッジでテストした程度では、私自身、確信が持てるほどの解決策が見出せたとは思えません。 そこで、さらに条件を厳しくし、上顎7-7を連結したワンピースブリッジでテストを行うことにしました。 このケースでも、…
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